2021年11月11日(木) m3.com AI Lab (野々下 裕子)
長崎県五島市にある山内診療所は、五島列島の中でも中心地から離れた福江島のほぼ中心にあり、周辺に住む1600名ほどの患者を対象に、子どもからお年寄りまで全ての疾患を幅広く診る総合診療所である。医師は理事長の宮崎昭行氏と、息子で院長の岳大氏の2名だけだが、通常の診療に加え、往診による在宅医療から看取りまで24時間対応しており、小規模体制ながら内視鏡検査も行っている。さらに胸部X線検査の読影をサポートするAIシステム「EIRL X-ray Chest nodule」をいち早く導入したり、オンライン医療の対応を進めたりと、ICTの導入にも積極的だ。離島の診療所がなぜ最先端の医療システムを次々に導入しているのか。宮崎岳大氏に話を伺った。
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