尻もちをついた際や階段を下りる時に転落した際に、臀部を強打すると仙骨骨折、尾骨骨折を発症することがあります。通常は、仙骨から尾骨に著明な圧痛や皮下出血を認めた場合に、骨折を確信しレントゲン（骨盤正面、仙骨～尾骨側面）を撮影します。

ところが、肥満傾向があり臀部の脂肪組織が厚い場合は、骨折線が見つからないケースがあります。また、仙骨骨折や尾骨骨折は椅子に座るのも痛く、車の運転や仕事に支障が出るために診断書を要望されるケースが...