湘南鎌倉総合病院は、インヴェンティット株式会社が提供するモバイルデバイス管理（MDM）ソリューション「mobiconnect」を導入し、院内で活用する200台を超えるiPadの安全かつ効率的な運用を開始した。同院は「どんな患者さんも断らない」という理念に基づき、365日24時間の救急医療を提供しており、地域の中核病院として膨大な患者数に対応する中で、限られた医療資源を最大限に活かす迅速かつ的確な判断と連携が常に求められてきた。このような背景から、医療の質の維持・向上のため、ICT活用による業務効率化、すなわち医療DXの推進が重要な課題となっていたのである。

特に、2020年に発生したコロナ禍は、同院におけるICT活用の大きな転機となった。感染症対応の最前線で、医療従事者の負担軽減と感染リスクの最小化が急務となる中、同院は専門部署として「デジタルコミ...