2025年6月27〜28日、第7回日本メディカルAI学会学術集会が国立京都国際会館（京都府京都市）で開催された。日本メディカルAI学会会長の奥野 恭史氏（京都大学大学院医学研究科ビッグデータ医科学分野教授）が掲げた集会のテーマは「彰往考来、医知革新」。医療分野におけるAI技術利用と社会実装について、過去の知識と経験から未来を見据えると同時に、新たな視点や可能性を模索するプログラムが並んだ。本レポートでは、27日に行われたシンポジウム1「健康ビッグデータAI研究」の発表内容を紹介する。

最初に、本シンポジウム座長であり、弘前大学大学院医学研究科附属 健康・医療データサイエンス研究センター・センター長／医療データ解析学講座・教授の玉田 嘉紀氏より「弘前大学COI-NEXT岩木健康...