富士フイルムは、院内の各部門システムデータを一元管理する統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」に、新たに二つのAI機能を追加し、7月15日から提供を開始すると発表した。今回加わるのは、外来患者の転倒リスクを予測するAI機能と、医療従事者が日常業務で参照する確率の高い診療データを予測し提示する参照支援サジェストAI機能だ。これらの新機能は、「CITA Clinical Finder」の有償オプションとして提供され、医療現場における安全性の向上と業務効率化を強力に支援することが期待されている。

「CITA Clinical Finder」は、電子カルテ情報から放射線・内視鏡・生理検査・病理検査といった各部門の画像やレポート、診療文書に至るまで、院内の多岐にわたる情報を統合管理するシステ...