杏林大学医学部付属杉並病院は、2025年7月2日より、次世代型「スマートウォッチ外来」を開設すると発表した。これは、Apple Watchをはじめとするスマートウォッチやスマートフォンから得られる個人の健康データ（PHR：Personal Health Record）を、診療や健康管理に積極的に活用する新しい試みである。

これまでも、患者がスマートフォンの画面を診察時に提示したり、紙に印刷して持参したりする方法でデータが活用されてきたが、新外来では、セキュリティが確保されたクラウド上にデータを保存し、電子カルテか...