日本医師会は2024年6月18日、日本郵便、自治医科大学など多くの関係機関と連携し、「公益的なオンライン診療を推進する協議会」を発足させた。この協議会は、オンライン診療の利便性や効率性だけでなく、医学的な有効性、必要性、そして何よりも安全性を担保した上での適切な推進を目指すものであり、特に医療機関へのアクセスが困難な地域における課題解決に重点を置いている。

日本医師会の松本吉郎会長は、協議会の冒頭で、オンライン診療が「利便性や効率性のみを重視した安易な拡大は決してすべきではない」と強調した。その上で、オンライン診療が真に必要とされるのは、離島・へき...