2025年6月26日(木) m3.com AI Lab (The Medical AI Times)
米ロサンゼルスの研究チームが、従来心筋灌流検査時の減弱補正やカルシウム定性評価のみに用いられてきた低線量CT減弱補正スキャン(CTAC)を活用し、AI技術によって胸部における体組成を定量的に評価し、全死因死亡リスクの層別化に役立てる新たなアプローチを提案し、研究成果がThe Lancet Digital Healthで公開された。CTACは米国で年間600万件以上実施されるが、その診療価値は限定的であったため、既存検査の情報を拡張し、追加の被ばくなしに臨床意思決定を強化することが求められている。
国際共同レジストリREFINE SPECTに登録された11,305例のうち、胸椎T5–T11を含むCTACスキャンと臨床データが揃った9,918例を対象に、AIベースの自動セグメンテーション(T...