神戸市立医療センター中央市民病院（以下、神戸中央市民病院）が、GEヘルスケア・ジャパン株式会社（以下、GEヘルスケア）と共同で開発・運用する「ボリュームコントロールセンター（VCC）」が、救急病棟における新規入院患者数の大幅な増加に貢献している。VCCは、GEヘルスケアの提供するコマンドセンターを基盤としたシステムで、病院内の様々なデータをリアルタイムで可視化することで、効率的な病床運営と「断らない救急」の実現を目指すものだ。

神戸中央市民病院は、神戸市の基幹病院として、市民の生命を守る「最後の砦」としての役割を担っている。特に救命救急センターは、厚生労働省の評価で2014年から11年連続全国1位を獲得するなど、全国ト...