2025年5月27日(火) m3.com AI Lab (The Medical AI Times)
非侵襲で、自宅で手軽に実施できる「呼気テストによる早期がん検出機器」を手がけるバイオテックスタートアップ、SpotitEarlyが、2,030万ドルの資金調達を果たし、米国でのサービス開始を目指す。このテストは、訓練された犬とAIを組み合わせて呼気中の揮発性有機化合物(VOCs)を分析し、女性に最も多い乳がんをはじめ、結腸直腸がん、前立腺がん、肺がんなどを極めて早期の段階で発見できる。Nature誌の「Scientific Reports」に発表された臨床試験では、約1,400名を対象に2年間にわたって検証し、約94%と高精度にがんの検出が可能であることを報告している。
米国におけるがん治療費は2030年までに2,450億ドルに達すると予想されており、SpotitEarlyのがんスクリーニングはタイムリーな解決策となり得る。同社の技術は、訓練された犬の嗅覚と、犬...