2025年5月27日(火) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
富士フイルムは、超音波内視鏡検査時に膵充実性病変の疑われる領域をリアルタイムで検出し、膵臓がんの早期発見を支援するAI搭載ソフトウェアを開発したと発表した。このソフトウェアは、AI技術を活用した超音波内視鏡診断支援医療機器としては日本初の薬事承認を取得しており、同社が展開する内視鏡診断支援機能「CAD EYE」の対象領域が、従来の下部消化管・上部消化管から膵臓へと拡大する。2025年内の発売を目指すという。
膵臓がんは、5年相対生存率が8.5%と他の消化器がんに比べて極めて低いのが現状だ。日本では年間4万人近くが膵臓がんで命を落としている。しかし、腫瘍径1cm以下の早期に発見できた場合、5年相対生存...