2025年4月30日(水) m3.com AI Lab (宮内 諭)
2025年4月10日から13日にかけてパシフィコ横浜で開催された第84回日本医学放射線学会総会において、東北大学大学院医学系研究科放射線診断学助教の青木英和氏は、「経時差分を用いたフォローアップCTでの骨転移評価」と題し、CT画像における骨の経時的変化を自動で解析するAI技術の臨床応用について発表した。
がん患者のフォローアップにおいて骨転移の有無や治療効果の評価は極めて重要であるが、過去画像との比較読影には時間を要し、微細な変化や広範囲に及ぶ変化の把握は時に困難を伴う。本稿では、青木氏の発表内...