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慈恵医大柏病院、検体・薬剤運搬にロボット導入 看護スタッフの移動時間50%削減

2025年4月26日(土)    m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)   

東京慈恵会医科大学附属柏病院(以下、慈恵医大柏病院)は、病院として初めて運搬ロボット「KEENON W3」を導入した。これは、株式会社DFA Robotics(以下、DFA Robotics)が提供するもので、同社と株式会社ビーキャップ(以下、ビーキャップ)が連携して実現した。ビーキャップの位置情報サービス「Beacapp Here」を用いた実証実験では、ロボットが検体や薬剤運搬を代替することで、看護補助スタッフの運搬回数と移動時間を大幅に削減できることが確認され、本格導入に至った。

背景には、日本の医療現場における医師や看護師の長時間労働がある。少子化による医療従事者の減少も予測される中、厚生労働省は「医師の働き方改革」を推進している。病床数664床を超える慈恵医大柏病院で...