関西医科大学と島津製作所は、光免疫療法の治療効果を可視化する臨床研究を開始する。対象は切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん患者であり、研究では術前・術中・術後の診断や評価の実現性を検証する。研究期間は2025年4月1日から2027年9月30日までを予定している。

光免疫療法は、がん細胞に特異的に結合する抗体と光感受性色素を用い、がんに対してレーザー光を照射することで細胞死を引き起こす新しい治療法である。この方法は体に害がなく、がん細胞だけを選択的に殺すた...