2025年1月13日(月) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
順天堂大学医学部附属順天堂医院で、iPS細胞由来抗原特異的細胞傷害性T細胞(CTL)療法の医師主導第I相治験が開始された。この治験は、ヒト・パピローマウイルス(HPV)16型陽性の子宮頸がん患者を対象に実施され、既存治療法が効果を発揮しない再発例や進行例に対し、安全性の評価を目的としている。
子宮頸がんはHPV感染が主な原因とされるがんであり、予防ワクチンは感染抑制には有効だが、進行したがんの治療には効果がない。特に、進行がんや再発がんの治療法が限られている現状では、新たな治療法の開...