一般外来とは異なり、救急外来の診療には救急車で搬送されてくる患者さんも含まれています。そのため、重症度はさまざまです。敗血症で重症の患者さんに対しては、感染巣を特定するために画像検査を実施することがほとんどですし、軽症の患者さんに対しても鑑別診断に緊急度の高い疾患が含まれる場合には、やはり画像検査でそういった診断を除外していくことが少なくありません。

総じて、救急外来の診療では画像検査に依存しがちなところがあります。ただ、画像検査を多く撮影していると、必然的に偶発的所見を拾い上げてしまうこともよくあります。