神戸大学とフューチャー株式会社は、医学生向けのAI医療面接トレーニングアプリを共同開発し、臨床教育の質向上と効率化を目指した検証を実施した。医学生の臨床教育では、対面での医療面接トレーニングが重要だが、人的資源や時間の制約から十分な学習が難しい現状がある。今回開発されたアプリは、AIが模擬患者役を担うことで、場所や時間を問わず、医学生が自律的に練習できる環境を提供する。さらに、CATO（医療系大学間共用試験実施評価機構）が策定した学修・評価項目に基づいて対話内容を自動評価し、客観的なフィードバックを提供する仕組みだ。

このアプリでは実写映像を用い、患者の表情や仕草もリアルに再現されているため、実践的な医療面接の練習が可能だ。これにより、医学生は効率的にスキルを習得でき、教育の質向上が期待される。今回の取り組み...