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京都大学病院、遺伝性血管性浮腫の早期診断に向けたAIの有用性を検証

2024年12月11日(水)    m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)   

京都大学医学部附属病院と日本IBM、一般社団法人遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム(DISCOVERY)は、遺伝性血管性浮腫(HAE)の患者予測AIモデルを京都大学病院の電子カルテデータで検証し、その成果を学術誌「JMIR Medical Informatics」で発表した。この取り組みは、HAEの早期診断と診断率向上を目指したもので、国内医療機関でのモデル適用性を評価する初の事例となる。

HAEは5万人に1人の割合で発症する希少疾患であり、症状が他の疾患と類似するため、診断が難しいとされる。本AIモデルは米国の電子カルテやレセプトデータを基に構築されており、今回の研究では京都大学...