2024年3月に医療機器として承認された、国立がん研究センター東病院とカーディナルヘルス株式会社が共同開発した近赤外光照射下で蛍光反応を示す「NIRC蛍光尿道カテーテル」が12月より全国の医療機関での販売が開始される予定だ。直腸がん手術における尿道の位置確認を支援し、術者の正確な手技をサポートすることを目的としている。

NIRC蛍光尿道カテーテルは、尿道に挿入された状態で近赤外光カメラを用いて近赤外光を照射することで、挿入部位が蛍光反応としてモニタ上に描出される。これにより、術者は尿道の位置を視覚的に確認でき、...