本連載ではできるだけ具体事例を盛り込むよう心がけていますが、この回ではやや概念的な内容になります。ただ、読者の皆さまと考え方を共有したいと思いますので、ご了承いただければ幸いです。

まず、DXに関する取り組みの多くが「業務改善」の域を脱していません。もちろん業務改善を進めていく事は重要なのですが、その前に「ECRS」というスキームに則って業務を整理する必要があります。