2024年11月8日(金) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
信州大学医学部は株式会社テックドクターと共同で、妊産婦のメンタルヘルス支援を目的とした研究を開始した。研究では、ウェアラブルデバイス「Google Fitbit」から得られる長期的なデータを解析し、産後うつの兆候や関連因子を特定することを目指している。妊産婦におけるメンタルヘルスの問題は発症時期が予測しにくく、既存の支援体制では対応が難しい課題となっている。そこで、ウェアラブルデバイスを活用した連続データの取得により、妊娠期から出産後まで切れ目のない支援を可能にする狙いがある。
信州大学医学部の周産期メンタルヘルス外来を受診する妊産婦100名が研究対象となり、自己記入式のアンケートや定期的なハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)に加え、Fitbitによる脈拍、活動量、睡...