2024年11月6日(水) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
NTT西日本と三重大学は、医療DX推進に向けた包括連携協定を2024年11月1日に締結した。この協定の第一歩として、三重大学附属病院において、NTT独自の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を用いた電子カルテの要約による医師の業務効率化に関する実証実験が開始された。
背景には、日本の医療現場が抱える深刻な労働負担の問題がある。医師の長時間労働や書類作成の負担が大きく、効率化の必要性が叫ばれている。特に「退院サマリ」と呼ばれる治療経過の記録には30分程度を要す...