株式会社OUI（本社：東京都港区）は、医療法人慶眼会 横浜けいあい眼科と共同で、スマートフォンアタッチメント型細隙灯顕微鏡を使用して撮影した前眼部画像から、人工知能（AI）を活用して前房深度（Anterior Chamber Depth, ACD）を推定するアルゴリズムを開発した。この新技術は、閉塞隅角緑内障（Primary Angle Closure Glaucoma, PACG）のリスク評価に貢献するものであり、国際学術誌「Bioengineering」に研究成果が2024年10月9日付で掲載された。

PACGは、世界的に失明や視覚障害を引き起こす主要な要因の一つであり、早期発見と介入が極めて重要とされる。しかし、従来のスクリーニング法である隅角鏡検査は、専門的な知識が必要で、簡便な地域医療で...