2024年10月11日(金) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
川崎医科大学はCraif株式会社との共同研究により、尿中マイクロRNAを利用した膵がんの早期発見に関する成果を、2024年米国癌学会(AACR) Pancreatic Cancerで発表した。川崎医科大学消化器内科の河瀬智哉講師、吉田浩司教授らとの共同研究で、膵がんの早期診断に向けた新たな方法として、非侵襲的に採取できる尿中マイクロRNAを用いる手法が検証された。
膵がんは、5年生存率が約10%と非常に低く、早期発見が患者の生存率を大幅に向上させる可能性がある。しかし、現行の検査方法では初期段階での膵がんの検出が難しいのが現状だ。今回の研究では、2型糖尿病...