2024年10月10日(木) m3.com AI Lab (エムスリーAIラボ 事務局)
島津製作所は、2024年10月3日にX線テレビシステム「SONIALVISION G4」向けの新ソフトウェア「Smart FOV(スマートエフオーブイ)」を国内で発売すると発表した。このソフトウェアにより、X線透視撮影時に寝台を動かすことなく視野を移動させることができ、胆管や膵管の治療に用いられるERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)や嚥下造影検査において、患者の安全性と検査効率を大幅に向上させることが可能となる。
ERCPは、胆石や膵管の狭窄などの疾患治療に使用されるが、従来は視野を移動させるために寝台を動かす必要があり、その際に内視鏡が抜けるリスクがあった。「Smart FOV」はX線検出器内の任意の位...