2024年8月26日(月) m3.com AI Lab (ただひとりの外科むらさき)
脊椎に発生する神経鞘腫は、MRIで確定診断がつく。また、単純レントゲンでも椎弓根の骨吸収像もしくは左右差により、神経鞘腫を想定可能である。しかし私自身、腰椎の単純レントゲン(正面、側面、両斜位)で椎弓根に左右差があると判断し、MRIを撮影しても「異常なし」と返事が来たことが何回かあった。
今回紹介するのは、逆に初診時のレントゲンで腰椎椎弓根の軽度の骨吸収像が解らず、後日のMRIで腰椎神経鞘腫と診断されたケースである。