2024年3月29日(金) m3.com AI Lab (宮内 諭)
広島大学大学院医系科学研究科の田淵仁志教授らの研究グループは、画像生成系AIを用いて開発されたWeb診断トレーニングを活用することで、視能訓練士課程の学生の診断能力が大幅に向上することを発表した。このトレーニングはわずか53分で効果が見られ、学習者の診断性能は最新AIモデルに匹敵する上に、応用能力(汎化性能)で大きく上回ることが示されたという。本研究成果は3月14日、British Journal of Ophthalmologyオンライン版に掲載された。
本研究では画像生成AI「Stable Diffusion 1.0」を使用し、網膜剥離、緑内障、加齢黄斑変性など5つの疾患および正常眼底を含む600枚の網膜合成画像を用いたWeb診断トレーニングが...