1. m3.com
  2. AIラボ
  3. 「伊豆大島の経験が私を心電図AIの開発に駆り立てた」― 循環器内科医・中山...

「伊豆大島の経験が私を心電図AIの開発に駆り立てた」― 循環器内科医・中山雅文が語る「医師がSaMD開発に携わるべき理由」(1)

2023年12月20日(水)    m3.com AIラボ (中山 雅文)   

皆さまはじめまして。私は東京Dタワーホスピタルの循環器内科医の中山雅文と申します。本コラムでは、現在作成している心電図を用いたAIプログラムを紹介させていただきます。心電図は健康診断から手術前まで規模にかかわらず多くの施設でできる検査ですが、特に非専門医の先生方にとって心電図読影にはストレスを感じている方もいらっしゃると伺います。また、離島で勤務させていただいた経験もありますが、医療過疎地域ならではの苦労もあります。

AIの力を借りることで少しでも地域の医療に貢献されている先生方の循環器診療の助けになればと考え、このプログラムの開発を始めました。これから7回程度の予定で、私が実際に感じた地域医療の都心の医療と...