2023年5月24日(水) m3.com AIラボ (The Medical AI Times) 転載元の記事
これまでにも「身体の特定部位における脂肪蓄積」を、疾患リスクと紐づけた上での体組成指標として測定する試みが行われてきた。「筋肉内脂肪蓄積(myosteatosis)」も健康リスクの新たな指標として注目を集めているが、無症候患者の健康リスク評価にどう役立つかは十分に解明されていない。ベルギーのルーヴァン・カトリック大学の研究チームは、CT画像からAIツールによって体組成指標を抽出し、筋肉内脂肪蓄積と死亡リスクの関係を明らかにした。
Radiologyに発表された同研究では、畳み込みニューラルネットワークの一種である「U-net」を用いて、無症候の成人が受けた大腸がん検診におけるCT画像から体組成指標を抽出し、8.8年(中央...