2022年8月4日(木) m3.com AIラボ (The Medical AI Times) 転載元の記事
心房細動は脳梗塞リスクを高める不整脈の一種で、世界的には65歳以上高齢者の4人に1人が罹患するという。心房細動には無症候の患者が多いため、限られたスクリーニング機会で見過ごされたまま、脳梗塞をはじめとする重篤な転帰に至る例が後を絶たない。イスラエル発のスタートアップ「Cardiokol」は、電話越しの音声から心房細動を検出するAI技術によって課題の解決を図ろうとする。
Cardiokolのソフトウェアは、1日2回、電話中またはデジタル音声アシスタントとの会話中に、数秒間「あー」と発したユーザーの声を解析し、心房細動の疑い患者にフラグを立てるというもの。基礎原理...