2021年9月20日(月) m3.com AI Lab (Dr.KOTATSU(こたつ)(X: @drkotatsu))
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、糖尿病などの慢性疾患に関しては外来受診の回数を減らすことが求められています。糖尿病領域における治療技術や通信手段の進歩により発展した遠隔医療は、「遠隔糖尿病学関連技術(telediabetology)」と呼ばれ、接触感染のリスクを減らすだけでなく、血糖値のコントロールや治療のアドヒアランスにプラスの影響を与える可能性があります[1]。本稿では、内分泌・糖尿病内科専門医である私(Dr.KOTATSU)が、telediabetology導入の有用性および未だ残る課題について述べたいと思います。
電話やビデオ通話によって行われるオンライン診療にはいくつものメリットがあります。