リハビリテーションは従来、対面での直接的介入を基本としていました。患者の筋肉の張りや運動時の呼吸数、治療中の患者の雰囲気に至るまで、言語的・非言語的コミュニケーションを用いての介入が重要とされているためです。しかし、今回の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大を受け、直接的介入が難しい状況となりました。ここで一躍注目を集めているのが、「遠隔リハビリテーション」です。

遠隔リハビリテーションとは、情報コミュニケーション技術を使い、病院から離れた患者に対してリハビリテーションを提供するサービスを指します。もともとは障害のある患者への支援技術として台頭した遠隔リハ...