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がん患者の疾患管理、アプリ導入にそびえる課題―ePROで変わるがん診療の治療体験セミナーレポート(2)

2021年8月20日(金)    m3.com AIラボ (野々下 裕子)   

投薬による治療効果を患者が主観的に評価するPRO(Patient Reported Outcome:患者報告アウトカム)が注目され、その効果を示す論文が世界中で発表されている。また、医療のDX(デジタル・トランスフォーメーション)が進んだことにより、記入方法は紙からデジタルに変化し、患者自身が主にスマートフォンで副作用や自覚症状をアプリなどに記入して正確に管理する「ePRO(electronic PRO)」の活用が広がろうとしている。

PHR(Personal Health Record)を専業とするWelbyと、ヘルスケア関連のコンサルティング会社COSMO HEALTHCARE は「ePRO で変わるがん診療の治療体験...