2021年6月5日(土) m3.com AI Lab (The Medical AI Times) 転載元の記事
卵巣がんや膵臓がんはスクリーニング検査の確立が不十分で、早期診断に有効となる非侵襲的な検査法が待望されている。ペンシルベニア大学の研究グループは、血液サンプルより発せられる蒸気(VOC: 揮発性有機化合物)からがん細胞を嗅ぎ分ける「e-nose(電子の鼻)」を開発した。
ペンシルベニア大学医学大学院のニュースリリースによると、この研究成果は6月4日に開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表される(抄録参照)。電子嗅覚システムは、すべての細胞から発せら...