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AIの登場で病理医は「お払い箱」になる?―榎木英介が見据える病理現場の未来(3)

2020年12月7日(月)    m3.com AI Lab (榎木英介)   

一般病院でひたすら病理診断をしている場末の病理医にとって、人工知能(AI)が病理診断に導入されるという話は、なんとなく耳にするし、「仕事が奪われるのではないか」という漠然とした不安を巻き起こしたものの、まだまだ先の話だよね、というのが大方の受け止め方だった。

2010年代前半、「エーアイ」といえばiが小文字のAi、Autopsy Imagingのことだった。過去の報道を検索しても、2015年以前には病理診断と人工知能に関する記事はほとんど出てこない。