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新生児の失明疾患リスク、AIで早期判定

2020年8月10日(月)    m3.com AI Lab (荒川友加理)   

未熟児には網膜症のリスクがつきまとう。毎年、米国でのROP(未熟児網膜症)の発生率は約0.17%に上る。もし、網膜症を治療せずに放置すると血管の成長が悪化し、瘢痕が発生することがある。その場合、網膜が引っ張られ、剥離し、不可逆的な視力低下をもたらす。

低出生体重児では、スクリーニングによって網膜症の兆候がないか注意深くモニタリングされる。ROPのなかでも最も深刻なタイプのものが「侵襲性後部網膜症(AP-ROP)」である。しかも、AP-ROPは...