韓国のソウル大学校病院循環器内科は、人工知能（AI）を搭載した臨床意思決定支援システム（AI-CDSS）が、高い精度で心不全を診断でき、医師の意思決定をサポートできる可能性があることを示した。この研究成果は4月8日、『npj Digital Medicine』に「Artificial intelligence for the diagnosis of heart failure」として公開された。

昨今の高齢化に伴い、心不全の有病率は増加している。さらに、心不全は様々な心臓障害(心筋梗塞や心臓弁膜症)に起因する複雑な症候群であるため、心不全の専門家も正しい診断が困難な場合がある。そこで同病...