2020年6月8日(月) m3.com AI Lab (小野賢児)
生物医療科学の研究を行う米・スクリップス研究所は、安静時心拍数(RHR)や睡眠データなどの生体データを収集できるウェアラブルセンサーを用いる事で、インフルエンザの感染拡大地域の予測に貢献できることを示した。この研究成果は1月16日、『The LANCET Digital Health』に「Harnessing wearable device data to improve state-level real-time surveillance of influenza-like illness in the USA: a population-based study」として公開された。
インフルエンザなどの急性感染症は、RHRを上昇させ、睡眠と活動のパターンに異変を生じさせるなど、体調に大きな影響を及ぼす。そこで同研究所では、ウェアラブルセンサーを用いて生体データを取得し、その...