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脳卒中患者の心房細動を精密に検知する新システム

2020年3月5日(木)    m3.com AI Lab (荒川友加理)   

脳卒中患者にとって、心電図検査を続けることは非常に重要である。もし心房細動が発生した場合、脳卒中を再び引き起こす血栓が形成される可能性があるためだ。このたび、ミシガン医科大学院神経学教授で脳卒中神経学者のデビン・ブラウン氏の研究グループは、大量のテレメトリデータを使用することで、標準の心電図検査よりもさらに一歩踏み込んだ診断が可能となる手法を開発した。「心電図マトリクス法」と名付けられたこの技術は6月10日、循環器専門誌『「Stroke』に掲載された。

医師が常に心電図のチェックを行う事は現実的に不可能であるため、現行のモニタリング技術では、心拍数が高すぎる時などにアラートを発するよう設定されている。その後、医師はこれらのアラートについて、治療...