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網膜スクリーニングでアルツハイマー病のリスクを判定

2020年2月11日(火)    m3.com AIラボ (荒川友加理)   

認知症の主な原因であるアルツハイマー病は、現在、米国では約540万人が発症しており、2050年にはおよそ1600万人に増加すると予測されている。アルツハイマー病による脳の損傷は、症状が出る数年前に発生する。 しかし、アルツハイマー病の兆候が現れる前に測定可能な有効な指標やバイオマーカーがないため、治療が手遅れになってしまうのが現状だ。

米・ミネソタ大学のロバート・ヴィンス教授とスワティ・モア准教授の研究グループはこのたび、アルツハイマー病の早期発見のための有望な網膜バイオマーカーを開発した。この研究は、「ACS Chemica...