2020年2月6日(木) m3.com AI Lab (荒川友加理)
医療現場では、糖尿病患者に対してフィンガースティックや、持続血糖測定器(CGM:Continuous Glucose Monitor)によって頻繁に血糖値測定を行い、高血糖が見られた場合はポンプによるインスリン注入を行っている。しかし、1型糖尿病の患者は、しばしばスタッフの少ない夜間に血糖値が危険なほど低いレベルに低下することがあり、深刻な問題となっていた。
コロラド大学アウシュッツメディカルキャンパスの研究グループはこのたび、「人工膵臓」とも呼べるような「クローズドループ型インスリン注入システム」を開発した。この機器は、連続グルコースモニターを使用...