2020年1月17日(金) m3.com AI Lab (本橋 佳世子)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構と東芝は1月14日、数百ギガバイトを超える全ゲノム配列データを、盗聴や解読されにくいとされている量子暗号通信技術を用いて伝送することに世界で初めて成功したと発表した(プレスリリースはこちら)。約2兆3000億塩基のヒトゲノム情報を、光ファイバー専用回線を介して約7km間を伝送した。全ゲノム解析の推進に役立ちそうだ。
実験では、大規模データを一度に伝送するのではなく、次世代シークエンサーのゲノム解析データ出力を量子暗号通信技術によって逐次暗号化・逐次伝送させ、解析処理完了から遅延なく、リアルタイム伝送すること...