2020年1月17日(金) m3.com AI Lab (荒川友加理)
FDAはこのたび、局所麻酔下で実施できる初めての鼓膜換気チューブ挿入システムを承認したと発表した。このシステムは、再発を繰り返す中耳炎治療のために用いられる。局所麻酔下チューブ(Tubes Under Local Anesthesia;Tula)システムには、麻酔薬Tymbion、鼓膜換気チューブ、および鼓膜へのチューブ留置や麻酔薬投与に必要なデバイスが含まれる。
米国立難聴・コミュニケーション障害研究所(NIDCD)によると6人のうち5人の子供が少なくとも3歳前にどちらか片方の耳が中耳炎になる経験をする。もし抗生物質が効かず炎症が起こり続けた場合、鼓膜に...