1. m3.com
  2. AIラボ
  3. ブラックボックスから「理由の分かるAI」へ ―前田俊輔の「診断・治療支援A...

ブラックボックスから「理由の分かるAI」へ ―前田俊輔の「診断・治療支援AIのこれから」(1)

2019年9月30日(月)    m3.com AIラボ (前田俊輔)   

はじめまして。私は、医療法人芙蓉会の筑紫南ケ丘病院にて理事・統括情報管理本部長を務める前田俊輔です。2008年にICT健康管理システム「安診ネット」を開発し、2012年に開設した重度要介護者専用の老人ホームに導入することで、高齢者の病気の早期発見と重症化予防に努めています。これから約5回にわたり、診断・治療支援AIの要点および今後の動向について解説していきたいと思います。よろしくお願いします。

新聞などのメディアで人工知能(AI)の記事を見ない日は稀なように、フィンテック(金融×技術)や工場での生産管理など、あらゆる分野でAIは現実的に活用される段階に入っています。一方、医療・介護分野...