2019年7月5日(金) m3.com AI Lab (鴻知佳子)
東京大学未来ビジョン研究センター、慶應義塾大学メディカルAIセンター、エムスリー株式会社m3.com編集部が2019年6月15日に開催した医療×AIセミナーシリーズ第6回シンポジム「医療AIの臨床への実装とトラスト」では、「臨床へのAI実装には何が必要か?」をテーマにパネルディスカッションで意見交換が行われた。冒頭では日本医師会常任理事の羽鳥裕氏と厚生労働省大臣官房厚生科学課医療イノベーション企画官の江浪武志氏がそれぞれ取り組みについて紹介した。江浪氏は「健康・医療・介護領域におけるAI開発の加速について」と題して、厚生労働省で議論されたことや国全体のAI(人工知能)開発の位置付けなどについて講演した。
厚労省は2017年1月に設置した「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」(厚労省のHPはこちら)でAI関係の議論を深めたという。この懇談会はAIが「ディープラーニングの登場により新たな局面を迎...