南カリフォルニア大学は9月5日、機械学習を用いて乳癌の画像を迅速に分類し、エストロゲン受容体の発現の有無を判定するシステムを開発したと発表した。この成果は9月4日、米論文誌『Nature Partner Journals Breast Cancer』に掲載された。

　日本女性の30～64歳において乳癌は死亡原因のトップであり、毎年、約1万4000人が乳癌で亡くなっている。癌細胞にエストロゲンなどの性ホルモン受容体が発現しているかどうかを検査することは、その...