2018年4月27日(金) m3.com AI Lab (宮内 諭)
科学技術振興機構(JST)が4月14日(土)に開催したCREST研究領域「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」シンポジウムで、慶應大学医学部精神神経科学教室専任講師の岸本泰士郎氏は、「自然言語処理による心の病の理解:未病で精神疾患を防ぐ」と題した講演で、言葉にあらわれる精神疾患の特徴をAIによって抽出できる可能性があると語った。
うつ病や統合失調症、双極性障害といった精神疾患の患者数は日本だけでも320万と推計されており、認知症および認知症予備軍も含めると700万を超すといわれている。精神疾患は、疾病を抱えて生きる年数...