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Google、リアルタイムでがん病変部を指し示すAR顕微鏡を開発

2018年4月20日(金)    m3.com AIラボ (宮内 諭)   

 Googleは4月16日、米国がん研究協会(AACR)の年次総会で、光学顕微鏡に組み込み可能な、がん検出を支援する拡張現実(AR)顕微鏡プラットフォーム「Augmented Reality Microscope(ARM)」を開発したと発表した。ARMは、顕微鏡がとらえた画像をリアルタイムで画像解析し、病理医ら観察者の視野上に直接がん病変部の位置を指し示すシステムだ。

 観察者は、従来の顕微鏡と同様にスライドをセットし、接眼部を通して観察する。ARMは顕微鏡の光学系に組み込まれており、ディープラーニングによる画像解析と組織へのマーキングがシームレスに処理される...