2018年4月12日(木) m3.com AI Lab (宮内 諭)
米国食品医薬品局(FDA)は4月11日、糖尿病性網膜症による視覚障害を検出する人工知能(AI)を用いた医療機器の販売を承認したと発表した。糖尿病性網膜症の診断支援としてFDAの承認を受けた販売用AI医療機器はこれが初めての例となる。糖尿病性網膜症は、高血糖によって網膜の血管が損傷されることで発症する病気であり、糖尿病患者が3000万人を超えるアメリカでは失明の最も一般的な原因である。
このたび承認された新型医療機器は「IDx-DR」と呼ばれる。IDx-DRは、人工知能アルゴリズムによって患者の網膜画像を解析し、視覚障害の有無を判断するソフトウェアプログラムだ。IDx-DRが...