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医療AI利用は今後2~3年で拡大―エルピクセルCEO島原氏が見る、医療AIの世界の潮流[後編]

2018年3月20日(火)    m3.com AI Lab (島原佑基)   

 世界最大の放射線医学の学会が北米放射線学会(Radiological Society of North America, RSNA)だ。昨年11月に米シカゴで開催されたRSNA2017では、AI医療の発表が多くあった。CTやMRIなど様々な医療画像を機械学習で自動的に病変を検出するといった医療AIの開発に取り組んでいる日本のベンチャー企業・エルピクセルもそのひとつだ。RSNA2017に出展した、同社CEOの島原佑基氏に、RSNA2017に見る、世界のAI医療の潮流を語っていただいた。(前後編の2回の連載)

 前回紹介したArterysでは医療画像のデータをクラウド上に蓄積しており、これも今後の大きな流れになっていくと考えている。一般に、医療情報は個人情報も含まれるため情報の扱いが厳しく、医療機関で...